変わらない日常の倦怠に気づかないふりをする
- 2021年5月16日
- 読了時間: 1分
更新日:2 日前
夫の仕事で韓国、中国、アメリカと、
3カ国を移動しながら10年。
コロナ禍でステイホームになり、
家族のお世話が中心となりました。
当時、私は42歳。
いつも同じような服を着て、
お化粧もしない毎日。
間接照明の下にある薄暗い鏡を、
時折ちらっと見るくらいで、
自分の姿をじっくりと
眺めることもしなくなっていました。
家事と育児の合間や、
子供が寝静まった夜には、
ソファにどっかりと身体をうずめて、
あてもなくスマホをいじる。
夫は仕事に邁進、
小学生の子供はリモート授業、
下の子は保育園がコロナで閉まって
行くところもなく、
私のそばにべったり。
はぁ、なんだか疲れたなぁ。
でも、とにもかくにも、
家庭は丸く収まっている。
これでいいんだ。
私がひたすらこの生活をしていれば、
家族みんな穏やかに過ごせるんだ。
よかった。
自分に言い聞かせるように呟いて、
また、ソファに沈む。
この時はまだ、私の中に渦巻く恐怖に
気づくよしもありませんでした。
つづく