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自分だけの船で、私も海に漕ぎ出したい

2021年8月17日
読了時間: 2分

更新日:8月7日

駐在員の夫について、海外生活が始まってから10年。外国で、何にも変えがたい経験をたくさんしました。


しかし、駐在生活は夫の仕事が常に中心です。夫の会社の規則に従い、就業ビザの有無、居住国、居住地域、滞在期間、移動時期。私は、与えられた条件の中で生活してきました。


その中で、子育てが始まります。外国での子育ては遊ぶ場所、遊ぶ人、子供の学校、送り迎え、異国の地で、とにかく子供が安全に、できるだけ楽しく過ごしてほしい。


その一心で、気づけば子供の一挙手一投足に私も一喜一憂する日々。この状態のまま、コロナ禍で四六時中一緒にいると、私の精神は疲弊していきました。


もう、自分のことを考える余裕がない。

この時間が永遠に続くのかと思うと耐えられない。


…いや、永遠には続かないよ?


どこからか、そんな声が聞こえてきたのです。


それまでの状況を例えると、私はずっと港でせっせと船作りをしていました。「あなたの持ち場はここです」と決められた場所で、穴が空いたら埋めて、ネジが外れたら止めて、一生懸命、船を作っていた。


でも、いずれその船に乗って、子供たちは飛び出します。思い思いに帆を張り、風を読み、船を自分で修理しながら、大海原に漕ぎ出していく。


いってらっしゃい。気をつけてね。


…で、私はどうする?

船を見送った私は、どうするの?


その船を、ずっとずっと目を凝らして追い続ける?彼らが帰ってくる日のために、港をせっせと整えておく?


どの選択も素晴らしい。


私の希望はこうです。


私も、自分の作った船で海へ漕ぎ出したい。

人生の最後の日まで、

自分の力で、

自分だけの船を漕いでいたい。


そのためには、どうしたらいい?


今から、その船を作り始めるんだ。

 
 

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