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駐在を機に仕事を辞めて自信を失っている人へ

2021年10月21日
読了時間: 2分

更新日:8月7日

私はずっと「自分の肩書き」を欲していました。


「高校生」の私

「大学生」の私

「〇〇会社」の私…


その「肩書き」があれば、自分が何者であるかを、すぐに他者がわかってくれる安心感があったからです。


しかし、夫の仕事で海外に渡る際に、その大事な肩書きである「〇〇会社」を外すことになります。


私は狼狽しました。自分の名前を言ったところで、一体私が何者なのか、誰にもわかってもらえない。私がこの世の中で、自分の存在を表す言葉を失った、と大きなショックを受けました。


そのうち自分自身ですら「自分は何なのか」がわからなくなっていきました。


「〇〇の妻」「〇〇のママ」という肩書きでは、満足できない。社会の中の1人の個人としての肩書きが欲しい。


その思いにとらわれた毎日は、とても苦しいものでした。なぜなら、自分のいる環境によって、かつての「〇〇会社」という肩書きが得られなかったからです。


そんな時期を長く過ごすうちに、海外駐在生活も10年になりました。そして気づいたのです。今の私にもちゃんと肩書きがあるということに。


それは、


「海外に住んでいる」自分

「海外で家族を支え、子育てをしている」自分


なぜ、それに気がついたかと言うと、日本に一時帰国して「お住まいはどちらですか」と聞かれたときに、「海外です」という私の一言を聞いて、相手の方が「すごいですね。大変でしょう」と言ったからです。


肩書きを失うきっかけとなった、今の海外生活。仕事もなく、子供もわからず、簡単なこともできない異国での生活。何もすごいことはないと思っていた、淡々と進む日常生活。


それがまさか、今の自分を表す大事な肩書きになるとは思いもしませんでした。


こんなふうに、自分の大事なものを外的な要因で辞めざるを得ない立場の方、それをとても辛いと感じている方がいたら、このようにお伝えしたいです。


大事なものを失ってから過ごす時間が、あなたの次の新しい肩書きになります。


自信を失う経験さえも、ある人にとっては、信じられないくらいすごいことだから。


さあ、前を向いて一緒に進もう。

 
 

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