駐在妻と言う言葉をどういう気持ちで使っているか
- 2021年6月28日
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更新日:2 日前
私がこの「駐在妻」という言葉を知ったのは、10年続く駐在生活の半ば位のことでした。
日本にいる友人が
「私の周りにも駐在妻って結構いるんだよ」
と言ったのがきっかけです。
その言葉を聞いたときショックでした。私なりに外国で自分らしく、人とは違う生活をしているつもりなのに、外から見ると駐在妻という呼び名でくくられてしまうんだー。
最初の駐在生活は、夫と2人の生活から始まりました。私はまだ29歳で子供はいない。
その当時、駐在の奥様風な人たちと群れることを避けていました。
私はあの人たちと同じではない。
同じように見られたくない。
もっと現地の言葉を勉強して、現地に溶け込んで、自分だけの生活を作り上げたい。
そういう小さなプライドがあったのです。
それから子供が生まれて、外国での育児のなんと辛いことか。子育て中の悩みや自分の複雑な心境を、日本語で話せない友達がいないというのは耐えられないことでした。
子供を通して、同じ境遇の日本人の駐在ママ達と出会うことになります。あれだけ避けていた日本人の駐在ママ友がこんなにも私の心を支えてくれるのかと感謝する場面が数え切れないくらいありました。
ママ友と一言で言っても、
長年続けた仕事をなくなく辞めてきた人
外国でも就業ビザをとってバリバリ働く人
家族や自らの病と戦いながら、懸命に外国生活を送っている人…
語り始めればキリがないくらい、1人として同じ背景を持った人はいませんでした。
ブログやSNSから10年ほど遠ざかっていましたので、この仕事をしようと決めたとき、初めて他の駐在妻の方たちの投稿を読んだのです。
多種多様な背景を持った人たちが、外国で喜びや悲しみ、苦しみや楽しみを独自の感性で書き上げる。
やはり、私が知る以上に駐在妻は千差万別。そしてみんな一生懸命自分の置かれた環境で生きている。
数々の投稿を読んで、その確信を持つことができました。
夫の海外駐在に同行して海外に住んでいる妻
=「駐在妻」
しかしこの3文字では、とてもとても表せないほどのたくさんの苦悩や努力、そしてもちろん外国ならではの楽しみや経験、それらを背負ったのが駐在妻と言うこの3文字です。
私自身、駐在妻とひとくくりにされることをずっと不当に思っていました。しかし、少しでも早くコーチングを届けたいと思った時、広大なネット世界でこのカテゴリーはどうしても使わざるを得ません。
駐在妻という短い言葉の裏には、何万、何十万という人生がある。
その重みを感じながら、「駐在妻」の文字を使っています。