駐在妻になって私が失ったもの
- 2021年7月17日
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更新日:2 日前
私はこの10年の海外駐在生活で、様々な経験をしてたくさんのことを得たと思っていますが、同時に失ったものもあります。
その1つは、自分のキャリアです。
駐在生活をきっかけに、当たり前のように続くと思っていた会社員の仕事を辞めることになりました。自分を表す肩書きがなくなったことで、長きにわたり自分探しの旅が続きます。
時々仕事もしたのです。
エステティシャン、社長秘書に、在宅ワーク。でも移動や子育てで続けることができない。
それと同時に、駐在生活の諸々のモヤモヤが絡み合って、心の中で毛糸の玉のようになりました。
どこから糸を引っ張ってほぐしていいのかわからない。モヤモヤの毛糸の玉は、巨大な塊になって、もう何がなんだかわからない。
もういいや。また夫から、「この国に行くよ」と言われたら、そこについて行くだけの人生でいいや。
私は目をぎゅっとつぶって、その毛糸の塊を放り投げてしまいました。
でも…その毛糸の玉は私の人生です。もしゃもしゃになって、地面に寂しく転がっている玉がこう語りかけてくるのです。
諦めていいの?
この塊のまま、ホコリをかぶって終わってしまっていいの?
そんな時、コーチングに出会ったのです。私はコーチとともに、再びその毛糸の塊を手に取り、今度は四方八方からじっくりと眺めました。
なぜ、そんなに塊が大きくなっているのか?
何がそんなに絡み合っているのか?
どこを引っ張れば、その毛糸の塊はほぐれていくのか?
ほぐしてどうするのか?
問題を分解してみていくと、巨大だと思っていた1個の塊が、1本1本の細い糸であることに気づく。
そしてその塊からやっと顔を上げて、もっと色とりどりに広がる世界に目を向けることができたのです。
自分のことをしっかり見つめて、言葉にする。
その先に知らなかった世界がある。