変わらない日常の倦怠に気づかないふりをする
- 2021年5月16日
- 読了時間: 1分
更新日:8月7日
夫の仕事で韓国、中国、アメリカと、
3カ国を移動しながら10年。
コロナ禍でステイホームになり、
家族のお世話が中心となりました。
当時、私は42歳。
いつも同じような服を着て、
お化粧もしない毎日。
間接照明の下にある薄暗い鏡を、
時折ちらっと見るくらいで、
自分の姿をじっくりと
眺めることもしなくなっていました。
家事と育児の合間や、
子供が寝静まった夜には、
ソファにどっかりと身体をうずめて、
あてもなくスマホをいじる。
夫は仕事に邁進、
小学生の子供はリモート授業、
下の子は保育園がコロナで閉まって
行くところもなく、
私のそばにべったり。
はぁ、なんだか疲れたなぁ。
でも、とにもかくにも、
家庭は丸く収まっている。
これでいいんだ。
私がひたすらこの生活をしていれば、
家族みんな穏やかに過ごせるんだ。
よかった。
自分に言い聞かせるように呟いて、
また、ソファに沈む。
この時はまだ、私の中に渦巻く恐怖に
気づくよしもありませんでした。
つづく