駐在生活で、私は人とは違う症候群
更新日:8月7日
29歳で始まった駐在生活で、私はいくつかの「症候群」にかかりました。その1つが「私は人とは違う症候群」です。
駐在妻や海外生活をしている日本人は、日本人同士で群れるという私の勝手なイメージがありました。
だから私は見れないぞ。
自分の力だけで現地に溶け込んで、現地の人と交流を深めて、自分だけの世界を作るんだ。
大げさに言うとそんな意気込みでした。
ですので、語学学校でも一生懸命勉強して、日本人と見られる人たちとは距離を置き、外国からの留学生と行動して、数名でいる日本人の集団を見ては、「私はあの人たちとは違う」と信じていました。
今思うと、気持ちもピリピリしてトンガっていたと言うのでしょうか。
その後、子供が生まれることでそのとんがり帽子は強風に巻かれて飛んでいきました。きっかけは思った以上に子育てが孤独だったからです。もう留学生と飲み歩いている場合ではない。不在の時間が多い夫に代わって、1人で赤子を連れて外国生活をする…
なんて辛いんだ!
自分1人の頭の中で作り上げた「群れている日本人」。
その日本人ママ達と子供を通じて話してみると、一人一人全然違う背景を持った素晴らしい「個人」でした。
大多数の中の1人になりたくなかった、あの頃。でも本当は、大多数の中の1人なんて、そんな人は1人もいなくて、ただ私が個人個人としっかり向き合ってこなかっただけだった。話せば話すほど、誰とも違うその人だけの考え方や魅力がある。
「あの人たち」と横目で見るのではなく、「あなた」をもっと深く知りたいそう思うようになりました。